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去年のちょうど今日、結婚式を挙げる会場に見学に行きました。(確か)

 

うつしいチャペルに惚れ惚れ、

大好きなイギリスで王室の方々にも大切に使われてきたデイムラーの車にも惹かれ

迷うことなく決めた会場でした。

 

あの時は

兎にも角にも

結婚をすることであらゆる不安を取り消したいという根拠のない気持ちが強く

なぜあそこまで結婚することに固執していたんだろうと今疑問に思います。

 

結婚する方向性ではいたけれど

結婚することをしっかりと決める前に

私の意地と固執によって結婚式の日取りと会場を決めてしまったような気がします。

 

今となってはそこに間違いは何もなかったけれど

あの時の焦燥感や、切迫感は、

一体何によるものだったんだろう、それだけは不思議でたまりません。

 

 

少し強引に進めたこの結婚だったけど

入籍もして

いよいよ結婚式を3日前にして

きっと、自分の人生において

最も賢明で、最も大きな判断になるものだと思います。

 

穏やかで優しくて柔らかくて

かつてあった何かを欠いているような気に時々なってしまうけれど

それが一番幸せで

かつてあった何かを取り返そうとすれば

不安や心配で胸の中が山積みになり

幸せを感じる余裕も無くなっていたことでしょう。

 

だから、結婚は、自分の中ではこれが正解です。

でも

 

かつてあった何かは自分の人生の糧であり、宝であります。

これは、今が幸せでももっともっと大きな幸せを見つけて行っても

永遠に変わることのないもの。

 

いっぱい泣いたし、いっぱい悩んだあの頃があったから

安心したいと思う欲望が芽生え

さっき書いた結婚への固執が生まれたのかしら。

でもそういうものだけじゃなくて

何かを一途に信じる力と

国や時を超えて愛し抜くことと

人を許すことと

いろんな形の家族があり、それに触れると自分の中でも起こる変化と

簡単には語りきれないあらゆるものを知ることができました。

だからその経験は封印したくなんてないし

むしろこれからもずっと大切に胸の中にしまっておきたいものです。

 

自分の人生に

どのタイミングでも偽りはなかったと思います。

 

小さい頃の毎日は純粋に楽しくて

電車の生活をするようになった中学でガラッと変わり

吹奏楽に出会い、愛し、苦しみ。

大好きだったことをやめました。

そしてその時はジャニーズのアイドルが大好きで

その後にはイギリスに初めて行き

イギリスそのものも、英語の勉強も大好きになりました。

 

部活を辞めてからは学校では勉強を頑張れるようになり、

留学もして、一人日本人という環境に自ら身を置いて

 

大学に入ると今までに出会えなかった人や物に沢山出会えて

毎日が楽しくて楽しくて仕方なくて。

愛も友情もたくさん、知りました。

でもやっぱり世界を広げきれなくて悩んだり。

でもその中でも大切な教え子や、参拝者の方と出会える職場があり

飲食、サービスが大好きと思える、好きな人に囲まれて笑顔で働ける環境があり。

 

就職してからも苦難は続き

就活自体なんだったんだろうと思ったり

長き恋は散り見捨てられ

 

新しい仕事は楽しくも心許無く

 

でも2019年の春でいろんなことが変わりました。

 

やっぱりイギリスに行きたくて、イギリスと携わりたくて

もっと自分の欲に正直になりたくて

一人暮らしを始めて自由に暮らせることを知りました。

 

その翌年。

旦那さんと出会い、

コロナで制限がなされ、

 

色々ありながら平穏に時は進み

今に至ります。

 

 

私の人生は私だけのもの。

今は誇りを持って、言えます。

 

私が大切にするものは揺るぎなく、

それを軸にここまでこられたこと。

これは私だからできたことです。

 

「家庭」

「ホッとするお茶の時間」

 

この2つの軸が大切です。それを形にできているし、これからもしていきたいと思えます。

 

それを有言実行できているのは

自分を育ててくれた家族と

愛を一緒に育んできてくれた旦那さんがいるから。

それは確かなことです。

 

天気がどうなるか

遅れている生理が来ちゃうんじゃないか

 

考え始めたら思い悩むことが増えそうで

あまり考えないようにしているけれど

 

今の自分が誇れる自分でいられることと

それは全ての友達と家族のおかげなんだっていう感謝を

しっかりみんなに伝えられるように

そんな時間を作りたい、それが結婚式の直前に綴れる今の日記です。

 

 

来週にかく日記が楽しみだな。

 

感謝を一番に

 

でも楽しい時間になりますように。